1. ニッカウヰスキー仙台工場ってどんな場所?
「ニッカウヰスキー仙台工場」は、正式には「宮城峡蒸溜所(みやぎきょうじょうりゅうしょ)」と呼ばれています。ウイスキーの本場・スコットランドに学んだ創業者・竹鶴政孝(たけつる まさたか)が、第二の蒸溜所として1969年にこの地を選びました。
自然と調和したロケーションが魅力
この工場の大きな特徴は、なんといってもそのロケーション。仙台市内から車で約40分、広瀬川の支流「新川(にっかわ)」と山々に囲まれた、緑豊かで空気の澄んだ場所にあります。
竹鶴政孝は、蒸溜に使う水に徹底的にこだわった人物。この場所を選んだ理由も、「新川の軟水」と「冷涼な気候」がウイスキーづくりに最適だったからです。
スコットランドの風景を再現

仙台市の中心部から国道48号線を西に約20kmのところにある。原料の発酵する香りが漂っている時もあります。
(写真提供:宮城県観光戦略課)
工場内に一歩足を踏み入れると、まるでヨーロッパに来たかのような景観が広がります。石造りの建物や赤い屋根が美しく、クラシックな雰囲気が漂います。撮影スポットとしても人気があり、カメラを片手に訪れる観光客も多いです。
ウイスキーに詳しくなくても楽しめる
「ウイスキーってちょっと敷居が高い…」そんな方でも安心してください。工場見学はガイド付き(※要予約)で、製造工程や歴史を丁寧に説明してくれます。見学後には試飲コーナーもあり、初心者でも気軽にテイスティングができます。

「ウイスキーって難しそう…」と感じる人もいるかもしれません。でも、宮城峡蒸溜所を訪れると、製造の仕組みや背景が丁寧に説明されていて、初心者でも楽しめる工夫がたくさんあります。
(写真提供:宮城県観光戦略課)
また、近年では「映える」観光地としても注目されており、ウイスキー好きだけでなく、自然や建築、写真が好きな方にもぴったりのスポットです。